
1968年(昭和43年)9月、第三代組合長理事・牧田庄二のもとで旧農協会館が誕生しました。落成式は農協創立20周年記念式典と同時に行われ、多くの組合員が集い、盛大に祝われました。
建物は鉄骨コンクリート造りの4階建てで、延べ床面積は2428平方メートルです。移転前のJAバンクが入っていた1階フロアには、組合員の皆様がかねてより強く望んでいた、主食・食料品・衣料品などの生活物資を扱うスーパーマーケット形式の店舗「農協ストアー」(後の「Aコープ」)が入りました。さらに、組合員の生活向上を図る一貫として、食堂、理容室、美容室も併設されました。中でも「農協食堂」は大人気で、理容室や美容室も多くの利用者で賑わい、休む暇もないほどの繁盛ぶりでした。
2階には事務所スペースで、3階には会議室と和室を設けました。特に3階では昭和50年代まで、組合員の結婚式や披露宴の会場として多く利用され、地域の大切な交流の場となっていました。
落成式で配布された資料によると、当時の正組合員数は1002人(915戸)でした。令和7年10月1日現在の正組合員数は413人(268戸・法人含む)であり、当時の組合員数は現在の約3倍にのぼりました。
当時は高度経済成長の後半にあたり、本別町農協にとっても大きく躍進する10年間となりました。JAの70周年記念誌によると、第1次農業構造改善事業が一段落した後、草地改良や未墾地整備などの土地基盤の拡大に取り組みました。また、麦の生産対策事業や食用馬鈴しょの低温貯蔵倉庫の設置など、施設面でも充実を図っていきました。




(ほんべつくみあいだより2025年11月号掲載)